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先輩の声

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05

言語聴覚士M.I.

吃音症が導いた言語聴覚士への道。充実した研修制度で日々言語聴覚士として成長を続けています。仕事と子育ての両立を支える充実した福利厚生も魅力です。

吃音症が導いた言語聴覚士への道

言語聴覚士になろうと思ったのは、小学生の頃から私自身が吃音症だったのがきっかけです。吃音症をリハビリするのが言語聴覚士だというのを知り、高校の進路で就職するか進学するかで悩んだ時、選択肢の一つに挙がりました。
最初は吃音に携わる施設に就職できればいいなと思っていましたが、STという仕事を調べるうちに、失語症や嚥下障害などリハビリを必要とする方が沢山いることを知り、まずは失語症や高次脳機能の成人領域で、リハビリのある回復期の病院の御野場病院に入職を決めました。

言語聴覚士としての成長と日々の挑戦

8時45分から仕事がスタートし、1人60分のリハビリを午前に3名、午後に4名行い、空いている時間にカルテを書いたり書類を作成したりします。病院の臨床もしながら、曜日によって訪問リハビリや通所リハビリの方にも行ったりしています。
入職した頃は慣れない環境に緊張の毎日でしたが、毎日出勤して環境に慣れることを心がけていました。
今は私が入職した頃よりも研修制度が充実しているなと感じます。さまざまな分野や領域の先輩が講師になって、座学や実技を指導してくれるし、分からないことがあれば分かりやすく答えてくれる方々ばかりです。 現在言語聴覚士は6人いて、私が入職したときの人数から倍に増えたので、業務のことなど相談しやすくなりました。
失語症や意思疎通の取りづらい方で外出の際に一緒に同行する支援者になりたいと思っています。秋田県でそのような体制ができたら挑戦してみたいことのひとつですね。あとは認定言語聴覚士です。言語聴覚士は資格を取って終わりではなく日々研鑽を続けていかないといけないと思っているのでいずれは資格取得したいと思っています。


患者さんに寄り添うリハビリで尊敬と共感を大切に

リハビリするときは患者さんに尊敬の気持ちを持ちながら接しています。一人一人背景も環境も違いますし、おかれている状況や精神状態も異なります。そういった感情や心情をフリートークで汲み取りながら、その方がリハビリしてどうなりたいか目標を聞き、退院して終わりではなく在宅に戻って3か月後を見据えながらゴールを作っていきます。
病気を持っている方の気持ちを理解することができると思っているので、患者さんの気持ちにより添いながらリハビリをするように意識しています。
また入職して2年目のときに、主治医の先生から言われた言葉がとても印象に残っています。
先生と患者さんの食事内容を決める時に「あなたがここで決めた食事形態でその患者さんは一生過ごしていくんだよ」と言われ、はっとしました。私がここで刻み食で退院してください、と決めたらその患者さんはケーキやクッキー、お肉なども刻まないと食べられなくなってしまうからです。もっと患者さんの立場になって考え、責任を持ちそして寄り添って今自分できることを最大限やらなきゃいけないという自覚を持ちました。

仕事と子育ての両立を支える充実した福利厚生

仕事と子育てを両立できるような福利厚生が充実していて、働きやすい環境が整っていると思います。
有休は比較的に取りやすいです。有休を使っても周りがサポートしてくれて、みんなで助け合いながらスケジュールを調整してくれるので安心して任せられます。子育て世代が多いので仕事のことだけじゃなく、子供の話や家庭の話なども相談できるので助かっています。保育支援手当もあるので仕事と子育ての両立を考えている人にも安心して働けると思います。

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